日本歌人クラブからのお知らせ


日本歌人クラブ主催の大会や行事など、最新の情報を随時更新しています。


第51回東北短歌大会 作品募集要項

日 時  令和6年10月5日(土) 9時50分 ~ 16時

 

会 場  東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)601大会議室

      仙台市青葉区国分町3-3-7 電話=022-225-8641

      〔地下鉄南北線勾当台公園駅下車  定禅寺通りを西へ約5分〕

 

講 演  山中律雄氏「生・老・病・死」

      (運河・第50回日本歌人クラブ賞受賞)

 

【東北短歌大会応募規定】

作 品  近作未発表1

応募方法 ①自由用紙の同一面に、作品一首と住所、氏名(フリガナ)、

      電話番号、所属結社、大会への出欠を楷書で明記の上、

      封書にてお送りください。提出後の作品の訂正はできません。

     ②応募期間 7月1日~8月9日まで【必着】

     ③応募宛先  〒982-0252  仙台市太白区茂庭台1-14-24

             佐野督郎 方 東北短歌大会事務局 宛

出詠料  当日出席=2,500円(昼食弁当、お茶代を含む)

     当日欠席=2,000円

     いずれも応募時に納入。名前記入欄無記入の郵便小為替を作品と

      同送のこと。なお、納入された出詠料は、出席から欠席への変更の

      場合を含め、返却いたしません。

     ※欠席出詠者には後日、全員の出詠作品集と選考結果を郵送します。

 

出詠資格 東北在住者に限る。

  

選 者  大西久美子(未来・劇場・日本歌人クラブ東北担当中央幹事)、

     三川 博(潮音・東北ブロック長)、山本 豊(歩道・岩手県代表幹

     事)、山中律雄(運河・秋田県代表幹事)、布宮雅昭(山麓・山形県

     代表幹事)、本田一弘(心の花・福島県代表幹事)、菊池孝彦(短歌

     人・宮城県代表幹事)、佐野督郎(長風・宮城県歌人協会会長)、

     皆川二郎(群山・宮城県歌人協会顧問)、 沼沢 修(学士会短歌会・

     宮城県歌人協会事務局長)

 

表 彰  高点歌に、河北新報社賞、日本歌人クラブ会長賞、宮城県歌人協会賞

     および優秀賞を出欠にかかわらず授与する

 


第28回全九州短歌大会(鹿児島大会)作品募集要項

日 時  令和6年10月28日(月)

      受付=11時30分 開会=12時30分

 

会 場  マリンパレスかごしま  電話=099-253-8822

      〒890-8527 鹿児島市与次郎2丁目8番8号

 

応募作品 一人3首まで(新作未発表に限る。日本歌人クラブ会員以外も可)

出詠料  一首につき1000円。作品集は全応募者に配布。大会出席者は

     当日、他は後日郵送します。

     出詠料は郵便為替にて作品に同封してください

 

応募用紙 B4判400字詰原稿用紙を使用。

        楷書で右半分に作品、左半分に郵便番号・住所・氏名(フリガナ)・

     電話番号・大会への出欠を必ず記載。※出欠は受賞に影響しません。

 

送り先  〒899-1741 鹿児島県阿久根市大川4450

      日本歌人クラブ全九州短歌大会・鹿児島大会実行委員会事務局

                            寺地悟 宛

 

応募締切 令和6年8月20日(火)【必着】※早目のご投稿をお願いします。

 

(予定)   鹿児島県知事賞、日本歌人クラブ賞、日本歌人クラブ九州ブロック

     賞、鹿児島市長賞、南日本新聞社賞、鹿児島県歌人協会賞、

     角川文化振興財団賞、現代短歌社賞、青磁社賞、選者賞、ほか。

 

選 者  黒岩剛仁、日野正美、平山良明、伊勢方信、上川原 緑、二宮 信、

     貞包雅文、平田利栄、大友清子、運天政德、岡本瑤子、内藤賢司、

     王生令子、成吉春恵、松本千恵乃、角本久子、管野多美子、

     下田秀枝、吉岡正孝、長島洋子、山田義空、阿部尚子、宮武千津子、

     村岡由美子、東美和子、福留佐久子、江藤九州男、森山良太、

     児玉 久、伊波 瞳、仲西正子、前原真弓、神村洋子、今泉洋子

 

講 演  日本歌人クラブ会長 黒岩剛仁 (演題未定)

 

入賞入選の発表・表彰は当日行います。

*九州ブロック優良歌集、奨励歌集の表彰も行います。

*懇親会は開きません。

*会場のレストランは三日前までの予約制です。

*お車でお越しの方はフロントに大会出席を告げて検印をうけてください。


2024年版現代万葉集  作品募集要項

自選3首が掲載されます。未発表既発表を問いません。

会員でない方もご参加できます。奮ってご応募下さい。

 【締切延期のお知らせ】

 2024年版『現代万葉集』の締切を6月20日(木)まで延長いたします。

 多くの方のご参加をお願い申し上げます。

ダウンロード
『現代万葉集』2024 応募用紙
『現代万葉集』の応募の際は、この用紙を使用して下さい。
整理の都合上B5判用紙に印刷して下さい。A4判などの大きな用紙に印刷された場合は、
必ず余白を切り落としてB5サイズにしてお送り下さいますようお願い申し上げます。
2024_現代万葉集_応募用紙.pdf
PDFファイル 44.4 KB

お見舞い申し上げます


運営基金の御礼と募集


お祝い申し上げます



 短歌の詐欺的勧誘にご注意下さい

「あなたの短歌を○○に掲載します。つきましては、掲載料として○万円お支払いください。」といった詐欺的な電話がかかってくることがありますが、これらはすべて、実質的な詐欺勧誘ですので、絶対に話にのらないで下さい。


日本学術会議の新会員任命拒否に反対する声明

2020年10月26日

現代歌人協会  理事長 栗木京子 

日本歌人クラブ  会長 藤原龍一郎

 

 

 私たち現代歌人協会と日本歌人クラブは、菅義偉首相が、日本学術会議の6名の新会員の任命を拒否したことに、強く抗議します。

 

 日本学術会議の新会員は、「(選考委員会の)推薦に基づいて、内閣総理大臣が任命する。」(日本学術会議法)と定められており、「これは、学会あるいは学術集団から推薦に基づいて行われるので、政府が行うのは形式的任命にすぎません。」(第98回国会 参議院文教委員会 昭和58年5月12日)と、中曽根康弘内閣総理大臣(当時)も明言しています。

 

 今回、菅義偉内閣総理大臣が任命拒否したことについて、〈日本学術会議法の解釈変更を行ったものではない〉という主旨の答弁を、10月7日の衆議院内閣委員会で内閣府副大臣が行っていますが、これは明らかに非合理的な発言です。

 

 また、6名の新会員の任命を拒否した理由を、菅政権は明確にしていません。これは不誠実な態度です。

 

 このような、非合理かつ不誠実な政治の言葉が許されるならば、日本語ひいては国民相互の信頼性が大きく毀損されます。私たち、短歌という日本古来の言語芸術に関わる表現者は、こうした言葉を看過できません。物事の道理にそった言葉を尊重する政治を、私たちは切実に求めてきました。

 

 日本学術会議は、戦時中に、科学者や研究者が戦争を推進する国家に協力してしまったことへの反省に基づいて設立されました。そのため、「政府から独立して職務を行う『特別の機関』」と位置づけられています。これは、日本国憲法第23条で定められた「学問の自由」を基盤としています。今回の任命拒否は、学術会議の独立性、さらには「学問の自由」を脅かす政治的手段として見逃すことができません。

 

 短歌の世界でも、昭和15年(1940年)に大日本歌人協会が、国家に協力的でない会員がいると非難されて解散に追い込まれる事件がありました。今であれば、これは日本国憲法第21条「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。」に抵触します。表現者にとって、この条文は、個々の自由な言語表現を保障するとともに、現代歌人協会や日本歌人クラブのような職能機能を含む短歌活動の自由を保障するものでもあります。

 

 くしくも今年は、大日本歌人協会の解散から、80年になります。私たちはこのような過去を忘れず、科学者や芸術家などの文化団体に対する政治の介入に、厳しく抗議しなければならないと考えます。

 

 今回の任命拒否をきっかけにして、政府に逆らう学者や研究者は排除すべきだ、という短絡的な言説も出てきました。ここから、政府に逆らう表現者(歌人を含む)は排除すべきだ、という風潮までは、わずかな距離しかありません。それは、日本ばかりでなく、世界の歴史を振り返れば明らかです。すなわち国の健全な学問や文化の発展を根本から瓦解させるものとなります。

 

 任命拒否を速やかに撤回し、今回の問題を分かり易い言葉で国民に説明してください。政治に対する健全な批判が自由闊達に行われる社会を実現することを、私たちは菅政権に要請します。

  

以上


高校新学習指導要領・大学入学共通テストについての声明

2019年5月10日

現代歌人協会  理事長 大島史洋

日本歌人クラブ  会長 三枝昻之

 

 

2022年度から施行される新「学習指導要領」と、2021年から実施される「大学入学共通テスト」は、高等学校「国語」の教育を大きく変えようとしています。

 

これらの改革は、以下に述べるように、短歌を含む現代文学を軽視したものと言われてもしかたのない内容となっています。

 

1. 新指導要領においては、主に1年生で履修することになっていた「国語総合」(標準で週に4時間)が「現代の国語」(2時間)、「言語文化」(2時間)に分かれます。指導要領解説においては、「現代の国語」では、話し合い、意見発表、資料やデータの読み方、など実用的な言葉について学ぶことがうたわれています。「言語文化」は主に文学を扱いますが、「読むこと」の授業の中で、古典は40~45単位時間かけて扱うのに対して、近代以降の文章は20単位時間程度扱うこと、という配分が決められています。文学を扱う時間が週に2時間の「言語文化」に限定されるだけでなく、さらにこの時間の中の限られた一部を使って、明治以後の文学を学習することになるのです。伝統を受け継ぎ、今まさに豊かな様相を呈している短歌が授業で取り上げられることは、ますます難しくなると想定されます。

 

2. 同じく新指導要領において、主に2年生、3年生で履修することになる選択科目でも、現代文学や古典を扱う科目は用意されていますが、3に述べる大学入試(国語では資料の読み取りなどが増える)に対応することを考え、実用的な言葉を扱う科目を選ぶ生徒が多数を占めると考えられます。

 

3. 「大学入学共通テスト」の試行調査における「国語」問題では、現代国語の問題として、著作権法や生徒会活動規約など実用文の論理的読解が大問として出題されていますが、これはノウハウ的な能力偏重の教育を促すことになると懸念されます。

 

4. 高校教育では、生徒たちが心の自由を保ち、創造力を養ってこれから社会人として生きる力を身につけることがたいせつであり、現代国語がその役割の大きな部分を担っています。文学だけの問題ではなく、近未来のこれからの社会において人々がよりよく生きるためには、現代の文学に向き合う時間のなかから、この「創造力」「生きる力」を培うことが重要です。

 

すでに、日本文藝家協会では、「高校・大学接続『国語』改革についての声明」を2019年1月24日に出して、この問題に取り組んでいくことを明言しています。現代歌人協会と日本歌人クラブでは、この国で最も伝統ある文芸である短歌というジャンルを今に担う独自の立場から、この問題に取り組んでいくことをここに表明いたします。

 

私たちは、古事記・日本書紀や万葉集以来の伝統の上に立って、新しい時代にふさわしい文学・文化を築き続けることを自分たちの役割と思っています。そのためには、短歌を含む近代文学・現代文学の基礎を高校時代に教育することが必須と考えます。

 

この問題は、歌人に限らず、また文芸家に限らず、広く日本語を使い、日本文化を土壌とする社会全体の問題、これからの社会を実り豊かなものにしたいと考える日本人全体の問題と考えます。ぜひ多くの方々に賛同していただき、いっしょに良い方向性を見いだしていきたいと切望いたします。

 

以上


会報「風」の刊行回数変更のお知らせ

日本歌人クラブ会報「風」の発行日が、令和元年度より1月、4月、9月の年3回となりました。ご理解とご協力をお願い申し上げます。


  願  い

 新入会員の会費は、下半期の10月以降入会の場合、2019年度より月割りとなりました。

 また、年度内に退会された場合、会費および現代万葉集参加費は返却いたしません。現代万葉集参加費を納入されて作品をお出しにならない方へも一冊をお送りしております。みなさまのご理解とご協力をお願い申し上げます。

 

 日本歌人クラブを諸事情で退会なさるときは、かならず事務局まで葉書にてご一報下さい。ご連絡がない場合は、年度会費をいただくことになります。

 

 年会費および『現代万葉集』などのご送金の際に、ATMやネットバンキングをご利用の際は、お手数ですが事前に事務局までお知らせ下さい。